ちらしのうら

感情の言語化をめざして

幸福を記録するということ

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デザインの本を読んでいたときに出会ったラルティーグの「スージーヴェルノン」の写真がまさに自由の象徴のようで、いつか展示を見たいと思っていた。

Tシャツ、ジーパン、持ち物は財布とスマホのみという25歳のOLとしては失格のような格好で散歩をしていたら、細見美術館でラルティーグ展が開催中。秒で入館を決めた。偶然は必然って本当なんだなあ。そして思考は現実になる、この言葉も本当だな。

幸せな瞬間を逃したくない、という真っ直ぐな気持ちから写真を撮り続けたラルティーグ。いくつになっても少年のような、ユーモアのある写真がたくさんあってとっても素敵。彼の写真はモノクロームが多い印象だけど、展示ではカラーがたくさんあって感動。色合いがとっても綺麗。中でもフロレットという女性が凛としていてとってもキュート。きっと彼女は赤色がすきだったんだろう。

「人生とは、踊り、跳びはね、飛翔し、笑い、そうして過ぎ去っていく素晴らしいものだ」

幸福な瞬間を逃すことなく、形に残し続けることの大切さ。そして、幸せな瞬間というものは非日常ではなくごくごくありふれた日常だということにきちんと気づくことの大切さを改めて実感。彼の生き方がすきだ。