ちらしのうら

感情の言語化をめざして

生きるように演じること

1990年代に公開された「マイプライベートアイダホ」という映画でリヴァー・フェニックス演じるマイクのラストシーンが目に焼き付いて忘れられない。その後、若くして亡くなったリヴァーを表現しているかのようで、観終わってからとてつもない喪失感を抱いた。

限りある青春を描く本作の中で生きている彼を見ていると、青春も人間の命も有限だからこそ、この上なく美しいのだと思わざるを得ない。